第9回日本情報オリンピック 表彰式 ・ 記念講演会 ・ IOI代表選手発表会

第9回日本情報オリンピック 表彰式
 
日時 2010年3月24日(水)午後 2:30 〜 3:30
場所 株式会社NTTデータ 駒場研修センター イベントホール
式次第    
1. 開会の辞 司会者 理事 西野哲朗 (電気通信大学 教授)
2. 挨拶と経過報告 理事長 守屋悦朗 (早稲田大学 教授)
3. 本選成績優秀者表彰 理事長 守屋悦朗
3.1  メダル授与(ブロック別成績優秀者) JOI OB (国際情報オリンピック元選手)
3.2  メダル授与(合宿招待者) 日紫喜豊 様 (独立行政法人 科学技術振興機構 理数学習支援部 調査役)
4. 優勝カップ授与 本間洋 様(株式会社NTTデータ 執行役員広報部長)
5. 副賞授与 藤田正美 様 (富士通株式会社 執行役員常務)
6. 情報処理学会若手奨励賞授与 白鳥則郎 様 (社団法人 情報処理学会会長/東北大学電気通信研究所 教授)
7. 祝辞
8. 祝辞 千々岩良英 様 (文部科学省 科学技術・学術政策局 基盤政策課 調整官)
9. 記念撮影 授賞者・受賞者全員
10. 閉会の辞 司会者
写真 (クリックしてください) 記念写真
 
表彰式 記念講演会
 
日時 2010年3月24日(水)午後 3:40 〜 4:40
講師 田中 繁 先生(電気通信大学 特任教授)
題目 『脳=コンピュータ?』
概要 「動物の内臓は、固有の機能を持っています。例えば、心臓はポンプ、胃は消化器、腎臓はろ過器として働いていることに誰も疑問を感じません。では、脳はどのようにとらえればいいのでしょうか?しばしば、脳は精神の座であると言われますが、昔から、脳はその時代にあって最も複雑な装置に例えられてきました。現代の脳・神経科学では、「情報処理装置」であるという見方が有力視されています。つまり脳は、現代の最も複雑な装置である「コンピュータ」のようなものであるというのです。最近、脳の認知過程をコンピュータによる情報処理過程と比較しながら解明しようとする「認知科学」や、脳の計算原理を数理モデルを用いて解明しようとする「計算論的神経科学」という分野が台頭してきました。認知科学では、記憶には長期記憶と短期記憶があることや、短期記憶を長期記憶として固定化するためには「リハーサル」という心的過程が必要であることを明らかにしました。また、計算論的神経科学では、実験的に観察されている神経細胞の電気的興奮の時間パターンや、神経細胞が多数つながったネットワークのふるまいと学習による変化、感覚系における前処理(特徴抽出)のメカニズムを明らかにしました。本講演では、まず、脳の構造と機能について簡単に概観し、それら新しい分野の研究成果の幾つかを紹介します。脳=コンピュータという図式の上で研究が発展していけば、将来ロボットにも「心」を持たせることが可能になると期待されます。しかしながら、そのような図式で主観的現象である「心」を理解しきれるのかという大きな疑問が依然として残されています。最後に、若い皆さんへの宿題として、この主観的現象を扱う「心の科学」を如何に構築していくのかという大問題にも触れたいと思います。」
   
 
第22回国際情報オリンピック カナダ大会 日本代表選手発表
 
日時 2010年3月24日(水)午後 5:00 〜 5:30
1. 開会の辞 司会者
2. 御挨拶 日紫喜豊 様 (独立行政法人科学技術振興機構 理数学習支援部 調査役)
2. 選考講評 JOI科学委員長 谷聖一 (日本大学 教授)
3. 日本代表選手発表 司会者
4. 結団式  
4.1  国旗授与 JOI理事長 → 団長
4.2  記念品授与&激励の辞 山田伸一 様 (株式会社NTTデータ 代表取締役常務執行役員)
4.3  選手コメント 各選手
5. 閉会の辞 司会者
6. 質疑応答/フォトセッション 選手、団長・副団長 、山田様、JOI理事長
7. 報道関係者取材 5:30〜5:50
 
 
懇 親 会
 
日時 2010年3月24日(水)午後 6:30 〜 8:00
場所 こまばエミナース 飛鳥の間