第24回日本情報オリンピック　一次予選(第2回)

2024年10月27日
情報オリンピック日本委員会

解説

1 回操作をする度に数列の長さは 1 ずつ減っていくので，操作は N-1 回繰り返されることとなる．

問題文を数式で表してみる．

i 回 (0 ≦ i ≦ N - 1) 回目の操作で黒板に書き加えられる数列を A_i とすると，1 ≦ i ≦ N - 1 について，len(A_i-1) を数列 A_i-1 の長さとして，

(A_i)_j = (A_i-1)_j + (A_i-1)_j+1   (1 ≦ j ≦ len(A_i-1) - 1)

となる．

要するに，実装としては，

1. 今黒板に書かれている数列を保持した配列を用意する
2. 配列の隣り合う整数を足して，長さが 1 短い新しい数列を作る
3. 新しく作った数列を出力する
4. 黒板に書かれている数列を保持した配列を更新する

という方針になる．