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第24回日本情報オリンピック 二次予選

2024年12月10日
情報オリンピック日本委員会

問題
  マスキングテープ (Masking Tape) (配点 100点)
  時間制限 : 2 sec / メモリ制限 : 1024 MB

問題文

JOI 君は,紙とマスキングテープを使い,色塗りをして遊んでいる.

紙は長方形であり,縦 H 行,横 W 列のマス目が描かれている.上から i 行目 (1 ≦ i ≦ H),左から j 列目 (1 ≦ j ≦ W) のマスをマス (i, j) と呼ぶ.

それぞれのマスには色が 1 つ定められている.色は整数で表され,はじめすべてのマスの色は 0 である.

JOI 君は,この紙とマスキングテープを用いて Q 回の操作を行う. k 回目 (1 ≦ k ≦ Q) の操作は,整数 qk の値に応じて以下のように説明される.

Q 回の操作が終わった後,すべてのマスキングテープを剥がす.なお,あるマスのマスキングテープを剥がしたとき,そのマスの色はマスキングテープで覆われる直前の色と同じになる.

Q 回の操作の情報が与えられたとき,最終的な紙のすべてのマスの色を求めるプログラムを作成せよ.

制約

小課題

  1. (32 点) H = 2W = 2qk = 1 (1 ≦ k ≦ Q).
  2. (32 点) qk = 1 (1 ≦ k ≦ Q).
  3. (36 点) 追加の制約はない.

入力

入力は以下の形式で与えられる.
H W Q
(Query 1)
(Query 2)
:
(Query Q)

各 (Query k) (1 ≦ k ≦ Q) にはいくつかの整数が空白区切りで書かれている.そのうち 1 個目の整数が qk であり,この行の内容は以下のいずれかである.

出力

最終的な紙のすべてのマスの色を H 行で出力せよ.i 行目 (1 ≦ i ≦ H) には,W 個の整数を空白区切りで出力せよ.ここで,j 番目 (1 ≦ j ≦ W) に出力する整数はマス (i, j) の色とする.

入出力例

入力例 1
5 5 4
1 2 2 1
2 1 2
2 3 3
1 1 3 5

出力例 1
0 0 0 5 0
0 1 1 5 0
0 1 1 0 0
0 0 0 0 0
0 0 0 0 0

4 回の操作を順に見ていく.

1 回目の操作について,q1 = 1 である.マス (2, 2)(2, 3)(3, 2)(3, 3) はすべてマスキングテープで覆われていないので,色を 1 に変更する.

このとき,紙は以下のようになっている.

0 0 0 0 0
0 1 1 0 0
0 1 1 0 0
0 0 0 0 0
0 0 0 0 0

2 回目の操作について,q2 = 2 である.マス (1, 2)(1, 3)(2, 2)(2, 3) をマスキングテープで覆う.

このとき,紙は以下のようになっている.なお,マスキングテープで覆ったマスの色を表す整数の右に * を付けた.

0 0* 0* 0 0
0 1* 1* 0 0
0 1 1 0 0
0 0 0 0 0
0 0 0 0 0

3 回目の操作について,q3 = 2 である.マス (3, 3)(3, 4)(4, 3)(4, 4) をマスキングテープで覆う.

このとき,紙は以下のようになっている.

0 0* 0* 0 0
0 1* 1* 0 0
0 1 1* 0* 0
0 0 0* 0* 0
0 0 0 0 0

4 回目の操作について,q4 = 1 である.マス (1, 4)(2, 4) はマスキングテープで覆われていないので,色を 5 に変更する.マス (1, 3)(2, 3) はマスキングテープで覆われているので,何もしない.

このとき,紙は以下のようになっている.

0 0* 0* 5 0
0 1* 1* 5 0
0 1 1* 0* 0
0 0 0* 0* 0
0 0 0 0 0

したがって,最終的な紙のすべてのマスの色は出力例のようになっている.

この入出力例は小課題 3 の制約を満たす.


入力例 2
5 5 3
1 1 1 2
1 3 3 3
1 2 4 2

出力例 2
2 2 0 0 0
2 2 0 2 2
0 0 3 2 2
0 0 3 3 0
0 0 0 0 0

この入出力例は小課題 2, 3 の制約を満たす.


入力例 3
10 10 10
2 5 7
2 5 6
1 5 6 1
1 9 2 1
2 1 1
1 2 4 2
2 3 2
1 2 2 3
1 9 9 2
1 8 8 1

出力例 3
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 3 2 2 0 0 0 0 0
0 0 0 2 2 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 1 1 0
0 1 1 0 0 0 0 1 1 2
0 1 1 0 0 0 0 0 2 2

この入出力例は小課題 3 の制約を満たす.