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2024年12月10日
情報オリンピック日本委員会
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ビ太郎はビリヤードで遊んでいる. JOI 国のビリヤードは台上に並べられた N 個のボール 1,2,...,N を用いる遊びであり,台にはボールを落とすための穴が設けられている. 一度穴に落ちたボールは台上には戻さず,そのボールを再び落とすことはできない.ビ太郎の目的は,なるべく大きい番号の書かれたボールを穴に落とすことである.
ボールを落とすのは集中を必要とする作業である. はじめ,ビ太郎の 集中力 は X であり,ボール i (1 ≦ i ≦ N) を落とすと集中力が Ai 減少する.集中力が Ai 未満であるとき,ボール i を落とすことはできない.
また,このビリヤードではボールを落とす順番に関するルールが存在する.具体的には, Pi = -1 (1 ≦ i ≦ N) のとき,ボール i はいつでも落とすことができ, Pi ≠ -1 のとき,ボール i を落とすためには,ボール Pi がすでに落とされている必要がある.
ビ太郎が持つ集中力と各ボールの情報が与えられたとき,ビ太郎がボールを穴に落とすことができるか判定し,ボールを落とすことができる場合は落とせるボールの番号の最大値を求めるプログラムを作成せよ.
入力は以下の形式で与えられる.
N X
A1 A2 … AN
P1 P2 … PN
ビ太郎が穴に落とすことのできるボールの番号の最大値を 1 行に出力せよ.
ただし,ビ太郎が 1 個もボールを落とすことができない場合は代わりに -1
と出力せよ.
入力例 1
6 7
1 2 4 3 10 100
-1 -1 -1 -1 -1 -1
出力例 1
4
はじめ,ビ太郎の集中力は 7 である.
すべての i (1 ≦ i ≦ N) について Pi = -1 なので,ビ太郎は集中力が足りる限り,すべでのボールをいつでも穴に落とすことができる.
例えば,以下のようにすると,ビ太郎はボール 4 を落とすことができる.
また,ビ太郎がボール 5,6 を穴に落とすことはできない.よって,ビ太郎が穴に落とすことのできるボールの番号の最大値は 4 である.
この入力例は小課題 1,3,4,5,6 の制約を満たす.
入力例 2
5 12
1 2 3 5 8
-1 1 2 3 4
出力例 2
4
はじめ,ビ太郎の集中力は 12 である.
例えば,以下のようにすると,ビ太郎はボール 4 を落とすことができる.
また,ビ太郎がボール 5 を穴に落とすことはできない.よって,ビ太郎が穴に落とすことのできるボールの番号の最大値は 4 である.
この入力例は小課題 2,3,4,5,6 の制約を満たす.
入力例 3
8 10
3 1 4 1 5 9 2 6
-1 1 2 -1 4 4 5 7
出力例 3
7
この入力例は小課題 3,4,5,6 の制約を満たす.
入力例 4
2 1000000000000000
1 1
2 1
出力例 4
-1
P1 = 2 なので,ボール 1 を落とすためには,ボール 2 がすでに落とされている必要がある.逆に, P2 = 1 なので,ボール 2 を落とすためには,ボール 1 がすでに落とされている必要がある.このことから,ビ太郎は 1 個もボールを落とすことができない.よって, -1
を出力する.
この入力例は小課題 5,6 の制約を満たす.
入力例 5
9 2468024680
123456789 234567891 345678912 456789123 567891234 678912345 789123456 891234567 912345678
6 5 4 -1 3 2 1 9 8
出力例 5
6
この入力例は小課題 5,6 の制約を満たす.